マスタング大佐、エドワードとは敵対しているのか?そんなのが軍ではかなりの話題になっていた。

 やはり大佐の方が錬金術師として上だ。

 お豆もなかなか行けるぞ。

 などどいろいろな噂が流れている。しかし当のマスタングはその噂に耳も傾けずただ無視している。
 ここ東軍本部ではエドワードが査定でここに来ている時期である。査定を受けているエドワードに向かってのマスタングの一言がこうだ。
 
 鋼の・・チビのままだな・・・・・

 エドワードはそのマスタングの何気ない一言に切れた・・・・・・
       
 「うるさい誰がウルトラハイパースーパーお豆だごらぁ!!  」
 「兄さん誰も言ってないよそんな事」
 この弟アルフォンス、身長は2mをはるかに超えるがこれでもエドの弟であり初対面の人は誰もが国家錬金術師をアルだと思う。
 「嘘付け!!大佐がさっき言っただろうが」
 「私は一言も言ってないが・・・・・チビだとは言ったな・・・・・」
 マスタング大佐、国家錬金術師で二つ名は焔の錬金術師・・・・・両手に発火布を使った手袋をしていてそれを使い火花を起こしそれを錬金術で爆発させる。
 「やっぱり言ったじゃないか・・・・くそっいつか大佐だって抜かれんぞ」
 「負け犬の遠吠えだな・・・・・・それともなんの遠吠えかね? 」
 マスタングは指パッチンをする準備をしてエドワードに質問した、エドは両手をあげて降伏した。
 「すんません、言い過ぎました・・・・」
 「はっはっはっ元気がいいな二人とも若いとはいいな」
 この男ブラット・レイ大総統、地位では一番上だがなぜかいつも笑顔でさりげなく話しかけてくる。
 この男のプライベートは誰も知らない。
 「大総統、若いと言ってもまだまだ子供私には勝てませんよ」
 「おい、それは聞き捨て無いな、大佐だって手袋切っちまえば終わりじゃないか大体湿ってればもっと駄目だし」
 エドワードとマスタングは対立し合いいつの間にかどんどん戦いの話になってきた。大総統はその話を聞いていてある提案を出した。
 「では戦えばいいではないか・・・・・」
 あっさり言われた・・・・・・エドワードとマスタングの話が止まった。
 「いいんですか大総統?大体何処にあるんですかその場所が? 」
 「大丈夫、ヒューズ中佐に頼めば見つけてくれるちょっと電話を借りるよ」
 
 数時間後・・・・・・・・・・一本の電話が掛って来た。その相手はもちろんヒューズ。
 「大総統、今第五訓練場が空いているみたいなので許可をとってみたらいいそうです」
 「ほらっ見つけてくれただろ・・・ではいつごろやるのかね? 」
 エドワードは即答した。
 「今日だ!!!   」
 
第五訓練場・・・・・・・・・・・

 司会はマース・ヒューズ、審判はリザ・ホークアイどちらもマスタングの部下だがどちらとも冷静で?公平な審判を下してくれると思う。
 「へーイ、皆元気か今日は俺の娘の三歳の誕生日だぁーーーー!!  」
 「どうでもいーから早くやれぇーーーーー!!  」
 ヒューズの一言にいろいろなやじが飛んできた。
 「ってことはさておき対戦相手の紹介だ、赤コーナーロイ・マスタングだーーー」
 「がんばってください大佐ーーーー!!  」
 赤コーナーの方に座っている軍の仲間たちが一斉に応援を始めた。
 「次に青コーナーエドワード・エルリックだーーー!!  」
 「がんばれお豆ーーー、大佐に負けんなよ!!  」
 「お豆というなお豆と! 怒 」
 青コーナーの方からは応援?らしき声援が飛んできた。
 「では行くぜ、レディィーーーーーゴーーー!!  」
 ヒューズがスタートを言った瞬間にマスタングは火花を爆発させた。
 「おわっ、手加減なしか大佐!?  」
 「当たり前だ早く片付けたほうがいいだろ」
 マスタングは話しながらも火花をどんどん爆発させた。エドワードは逃げながらも腕を銀の剣に変えて一気に近づいた。
 「もらった、大佐!!  」
 「ふんっ、どうかな? 」
 マスタングは最大火力で火花を爆発させた、煙が立ち前が見えなくなってしまった。
 煙の中から黒い影が出てきたと思ったらマスタングの手袋が裂けた。
 「よっしゃこれでもう大佐は無能だ」
 「それはこっちも裂いてから言ってくれないか」
 マスタングはポケットの中に入れていた左手を出して火花を爆発させエドワードに命中した。
 
 「はっはっはさすがマスタング君おもしろい勝負を見させてもらったよでは当たり前だがちゃんと整備してもらうよ」
 「はい・・・・・・」
 第五訓練場の地は荒れていままで平だった地が穴だらけになっていた。
 
 その頃ヒューズは・・・・・・・・・・その場から逃げて自分の部屋でゆったりとくつろいでいた。
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